【i-サポ】ニューズレター <第2回>
2021年2月8日
一般社団法人 日本結婚支援協会
代表理事 田口智之
<第2回>
今回は“結婚のメリット”について、いくつか具体的に考えてみましょう。
結婚はコスパが良い!という話を聞いたことはないですか?人によっては、「結婚は費用がかさむもの」というイメージを持っていることもあるのでは無いでしょうか。
たしかに結婚式の費用、家族のために貯金を崩すなど、独身時代よりお互いのために「お金を使う」というイメージはあるかもしれません。
しかし、実際には結婚した際に、親戚や友人からお祝いをいただけたり、「家庭があるから」という理由で昇級の相談がしやすいということ、共働きならば家賃を折半できる、自炊プラス二人以上の食材を買って食費を下げるなど、結婚して共同生活を送るとなると、工夫次第では様々なコストを抑えることができます。
前回のコラムでも触れましたが、結婚をすると税金上のメリットもあります。
例えば「配偶者控除」。戸籍上の妻や夫がいれば、所得税などの負担が軽くなることを言います。世帯の代表者の収入によって変動はしますが、1年間で支払う税金の金額は数万円程度安くなる場合が多いですね。
結婚していると生命保険の受取人にもなりやすい、病院での同意書サイン等がスムーズに進む、などということもあります。
子育てそのものに関しても、日本の社会はいまだに「未婚の親」というものに厳しい側面があります。今やシングルマザー、シングルファザーは珍しくありませんが、状況によっては、その子どもが社会で受ける辛さは、ひと言では、なかなか計り知れないものがありますよね。
これから先、結婚という制度が変わって、欧米のように未婚のカップルの家庭が増えていくとしたら、これらのような税金の控除のシステムもよりフレキシブルになっていくかもしれませんが、今現在の日本社会では、結婚をしてしまうのが、いろいろな面で合理的といえるかもしれません。